オトシティ

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ビルボードやレコチョクなどをまとめた「2015年年間総合アルバムランキング」発表

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先日発表した「オトシティ年間ランキング(楽曲編)」に引き続き、今回はアルバム編を発表します。アルバム編も楽曲編と同様にあらゆる年間チャートを集計し、ポイント化。合計ポイントを競う形でランキングを作成しました。

楽曲編はこちら

www.ongakuenjoy.com

集計方法

1.各音楽サイトの年間ランキングを集計し、ポイント化。

2.ポイントは1位50pt2位49pt、、、50位1ptという形で付与します。ビルボードは、複合チャートということでTOP100までポイントを付与。1位100pt、、、100位1ptという形にします。

3.それぞれのランキングで得たポイントを合算し、合計ポイントの多い順で順位を決定します。

集計に利用した年間ランキング

1.Billboard Japan Hot 100 年間チャート

「Billboard Japan Hot 100」は、「CD売上」「ダウンロード数」「ラジオプレイ」など、様々なランキングを集計した複合チャートです。各ジャンルは以下の5つです。

ジャンルの解説

「購入・DL・S」

 シングルの全国推定枚数、楽曲のDL数、歌詞表示回数の推定したストリーミング数の合算

ラジオ

全国のAM/FMラジオ放送回数

CD取り込み

PCによるCD読取数

ツイート

アーティストと楽曲を一度に両方ツイートした数

YouTube

国内においての動画再生回数

 

もう少し詳しく知りたい方は解説記事をどうぞ

www.ongakuenjoy.com

2.「Mora」年間ダウンロードランキング

「mora」は、高音質の音楽ダウンロード・音楽配信サイトです。パソコンだけでなく、スマートフォンからでも気軽にダウンロードが出来ます。2003年10月から、ハイレゾ配信も始まっています。

3.レコチョク年間ランキング

音楽ダウンロードサービス「レコチョク」による年間ランキングとなっています。音楽ダウンロード、着うたフル、着うたフルプラス(高音質DLサービス)の3つを集計したランキングです。

4.TSUTAYAレンタル年間ランキング

CDレンタルショップ「TSUTAYA」で今年最も多くレンタルされたCDを決定します。

2015年オトシティ年間総合アルバムランキング発表

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アルバム年間ランキングから見えてきた2015年の音楽シーン

ドリカムやサザンといったベテランアーティストの活躍

ドリカムの「DREAMS COME TRUE THE BEST 私のドリカム」が「2015年アルバム年間ランキング」1位の栄冠に見事輝きました!2位には、SEKAI NO OWARI「Tree」、3位にはサザンオールスターズの「葡萄」が入りました。注目はドリカムを筆頭にサザン、ミスチル、安室奈美恵など、主に90年代活躍したアーティストが上位に数多くランクインした点です。大物アーティストの人気ぶりは今でも根強く、衰え知らずだということをまざまざと見せつけられた気がします。

ドリカムはベストアルバムですが、あとの3作品はいずれもオリジナルアルバムだという点も述べておくべきでしょう。つまり、昔の曲だけでなく最新の楽曲もちゃんと世間に受け入れられているという事です。ここに90年代アーティストの高いクオリティを感じます。

 

三代目の人気ぶりはアルバムにも!Superflyの「WHITE」は納得の上位ランクイン!

4位には、三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBEの「PLANET SEVEN」が入りました。三代目は楽曲編の方でも1位(「R.Y.U.S.E.I.」)を獲得しており、アルバム編でもその人気ぶりを反映した形となりました。確かに色んな所で、「ランニングマン」の話を聞いた気がします。どこまでこの人気も続くのでしょうか。

そして5位にはSuperflyの「WHITE」がランクイン。発売当初、アルバムのジャケットが大きな話題を呼びましたね。白髪と白い顔というインパクトのあるジャケットは非常に衝撃的でした。ただ、このアルバムの凄さはジャケットだけじゃありません。楽曲自体も素晴らしく、TOP5は当然の結果だと思います。今や女性アーティストNo.1と呼ばれてもおかしくない存在です。

テイラーにアリアナ!日本でも人気の海外アーティストが上位に登場

いやーこの二人強い。あとはカーリーレイジェプセンですか。事あるごとに、テレビ番組やCMで使われてた印象があります。海外のアーティストは、人の心を掴むキャッチーなメロディ作りが本当に上手いです。だからメディアに採用されやすいともいえるんでしょうか。来年はどんなポップアイコンが出現するのかとても楽しみです。

セカオワ、ワンオク、ゲス、ドロス。次世代を担うロックバンドの台頭。

ロックバンドでは、SEKAI NO OWARI「Tree」が2位、ONE OK ROCK「35xxxv」が7位、ゲスの極み乙女「魅力がすごいよ」が26位、[Alexandros]「AXLD」が30位に登場しました。セカオワだけでなく、ワンオクやゲスといった他のロックバンドも人気があるのだと今回のランキングを見て実感しました。まあこの4組はロックフェスのヘッドライナー飾れるバンドですからね。実際に[Alexandros]は、今年多くの夏フェスで大トリを飾りました。

人気の影響はランキングだけでなく、メディアにも表れています。最近はドラマや映画、CMなどで、ロックバンドの曲が使用される機会も増えてきました。来年以降も次々と新たなロックバンドが出てくる予感がします。

30組中12組が紅白組!

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上の表をご覧ください。オレンジ色の部分は今年の紅白出場アーティストです。こちらアルバムランキングでは、25組中12組(海外アーティストとサントラは除外)が今年の紅白歌合戦出場アーティストとなりました。ちなみに楽曲編では、18組中6組(海外アーティストは除外)でした。これを多いのか少ないと見るのかは正直微妙な所。。

ランキングが今年の全てを反映しているわけではないのか、それともNHK側がランキングを反映できなかったのでしょうか・・・。ただ、いずれにしても半数以上のアーティストが見れないのは少し寂しいかも。ジャニーズは7組も出るのに、Hey!Say!JUMPやキスマイが出ないのも「何かなー」って感じです。まあ色々あるのは承知の上ですが。

初出場を決めたゲスの極み乙女、大原櫻子、μ’sといったメンバーは、ランキングを見ても納得の出場といったところでしょうか。個人的には、もう少し世の中を反映した形にしてほしいと思います。秦基博やback numberといった所は今年出場してもおかしくないのになぁ。まあそれだと色んな枠がなくなってしまうとかバランスが悪くなるとかいう考えなのでしょうね。

 

ということで、実際に明確な基準を設けて紅白の出場アーティストを選んでみました。こちらの方法だったら家入レオ、backnumber、サカナクション、安室奈美恵、秦基博が選ばれてたかも。

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ランキング企画総括

このランキング企画を開催した理由

そもそも「ランキング」とは、何のためにあるのでしょうか?

様々にあると思いますが、1つは「世の中で何がヒットしているのか」を知るためです。「ヒットチャート」というくらいですから。テレビや新聞でお伝えするランキングといえば、オリコンランキングです。CD売上はこれまで、世の中のヒットソングを知るために有効な指標でした。しかし、販売方法などの変化により、その影響力も徐々に薄まってきているのが現状です。オリコンだけで、ヒットソングを知る事は出来ません。オリコンの2015年シングル年間ランキングを見ても、知っている歌がないという方が多いのではないでしょうか?

実際に、「こちらのサイトで発表した年間ランキング(楽曲編)」と「オリコンの2015年シングル年間ランキング」を比較してみましょう。

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上の表は、「オトシティ年間楽曲ランキング」です。その中の青い部分で囲った楽曲は、「2015年オリコン年間シングルランキングトップ30」に入った曲です。ご覧のように、トップ30の中にオトシティで発表した楽曲がわずか3曲しか入っていません(配信サービスを提供していないジャニーズの楽曲は、このランキングだと不利であることも影響しています)。つまり、オリコンと他のチャートでは、これだけ違いがあるということです。どちらが正しいチャートかどうかという問題ではありません。問題は、大手メディアがオリコンだけで1年のヒットソングを伝えてしまうことにあります。今や1つのランキングだけで、全てのヒットソングを把握することは不可能ですし、そんな時代はとっくに終わりました。だからこそビルボードのような複合チャートが重要なのです。つまり、ヒットソングを分析するには1つの側面ではなく、多面的にチャートを見ていくことが求められるということです。

ヒットソングを伝えるためには、もっと色んなチャートを紹介する必要があるのだと私自身は思います。「どのアーティストが凄いか証明するためでなく、本当に何が世の中でヒットしたのかを知りたい」。そんな想いから今回の企画を実行しました。このチャートではまだまだ不十分な点が多くあります。これからも時代を写すヒットソングをきちんとお伝えできるよう、精進していきたいと思います。

ランキング企画が見えた2015年の音楽シーン

楽曲編から分かった、「R.Y.U.S.E.I.」や「ひまわりの約束」の去年から続くロングヒット。アルバム編で見えた90年代に活躍したアーティストの衰えることのない根強い人気ぶり。それぞれのランキングから、2015年の音楽シーンがどのようなものだったのか見えてきました。ランキングというものは、今年の音楽シーンを表す一つの指標として重要な役割を持っています。それはこれからも変わらないでしょう。

このランキングを活用して、知らない音楽を聴いてみるのも一つのディグ術(ディグ術の説明はこちら)です。全く知らなかったアルバムを聴いて、新たな出会いを楽しみながら2016年を迎えてみてはいかがでしょうか。