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多くのクリエイターから称賛を受ける注目の18歳女子 「DAOKO」

「DAOKO(だをこ)」。今年期待のニューフェイスを挙げるとしたら間違いなくその1人として、この名が呼ばれるでしょう。

現役女子高生ラッパーとして今年3月メジャーデビュー

1997年生まれの東京都出身。まだ中学校3年生だった15歳の時にニコニコ動画へ投稿した楽曲が話題を集め、高校1年生となった2012年7月にEP『初期症状』を発表。同年12月、1stアルバム『HYPER GIRL -向こう側の女の子-』を発売。それ以降インディーズとして4枚の作品を発表します。独特な楽曲と顔写真を公開しないという謎に包まれた姿で徐々に注目を集める存在となります。

 

そして、2015年3月。サウンドプロデュースにGREAT3の片寄明人を迎えて、当時まだ現役女子高生ながらメジャーデビューアルバムとなる『DAOKO』をリリース。8月17日には渋谷WWWで行われた初のワンマンライブ「DAOKO THE LIVE 2」のチケットを早々にソールドアウトさせるなど、これからの活躍が期待されるニューカマーです。

多くのクリエイターが注目するアーティスト

DAOKOは日本が誇る多くのトップクリエイターからも注目を集めています。16歳の時にm-floがコラボし映画『鷹の爪~美しきエリエール招集プラス~』の主題歌として、『IRONY』が起用されます。2014年には大きな話題を呼んだ中島哲也監督の映画『渇き』で『Fog』が挿入歌として選ばれます。他にも『エヴァンゲリオン新劇場版:Q』でモニターグラフィックスクリエイターを務めた映像作家の吉崎響など、素晴らしい才能を持つ人物から称賛を受けています。

現代の若者が抱える心情をストレートに歌った強烈なリリック

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「カラコン」「エゴサーチ」「ヤバイ」「超うけた」。ささやくような声から放たれるリアルな10代の女子らしい言葉と心に突き刺さる強烈な言葉。この2つの特徴を持つリリックから生まれる独特な世界にDAOKOの魅力が隠されています。

 

DAOKOは現代の若者が抱える陰の部分や欲望という感情を濁りなくストレートな言葉で表現することで、多くのリスナーの心を掴んでいます。

LINE、Twitterに代表されるSNSが普及し、コミュニティの重要度が以前よりも格段に増している現代社会。もちろんその中には勝ち組もいれば、負け組も存在します。学校や社会という複雑な人間関係の中を生き抜くために、本音を言い出せない人も多いでしょう。そんな息苦しさの感じる世の中にいれば、誰しもが不安や悩み、ストレスといった闇の部分を抱えざるをえません。

もちろんDAOKO自身も常に陰を抱えている若者の1人。元々根が明るいわけではなく、抱える陰の部分を消化するために音楽を作っていると、本人は様々なインタビューで述べています。本人も同じような心の葛藤を抱えているからこそ、人々の心に響くリリックが書けるのでしょう。

 

しかし、彼女の楽曲は人々の心の陰に寄り添うだけではありません彼女のリリックからは闇の中に光を感じます。メジャーアルバム『DAOKO』に収録されている『ぼく』や『嫌』からも分かるように、全体的にネガティブ志向なフレーズが並ぶ曲でも、最後にはポジティブな言葉で締めくくられています。だから彼女の曲を聴くと、闇を抱える自分にそっと背中を押してくれる感覚を覚えます。

「何のために生きるのか」、「自分はダメ人間なのか?」、「自分みたいな人間が恋をしていいのか?」。DAOKOの楽曲はそんな心の問いかけに寄り添い、希望を与えてくれます。まさに彼女は若者のよき理解者と言えるでしょう。

リアルとファンタジーを行き来する世界観

彼女の楽曲には「マルキュー」「渋谷」「小田急線」と実在する場所が登場するなど、自分が直接感じたリアルな世界が描かれています。一方で、『かけてあげる』や『流星都市』といったメルヘンチックな世界を描いた作品も存在します。こういう所にも10代の女の子らしい一面を感じることが出来ます。 

ウィスパーボイスとポップなサウンド

DAOKOの特徴と言えば「ウィスパーボイス」。単にささやいて歌ってるわけではありません。感情を乗せて発せられるラップは中毒性があり、聴く者達を惹きつけます。

このウィスパーボイスですが、狙ってこうなったわけではありません。実は彼女がニコニコ動画へ投稿する際に使っていたのが、MacPCに付いている内臓マイク。しかも家族共用だったので、状況的に大声が出せずにささやくようなラップになったのです。(元々肺活量も少ないことも理由にある。)

サウンド面に関しても、素晴らしいセンスを持っています。都会を感じさせるエレクトロニックなサウンドをベースに、ピアノやストリングスで放たれたメロディが要所要所でアクセントを生み出し、それぞれの世界観を忠実に表現しています。『DAOKO』という作品は、インディーズ時代より明らかにキャッチーなサウンドが増えていて、多くの人に受け入れやすいメロディになっているなという印象を持ちます。

彼女が持つ光と闇の部分がしっかりと音にも表現されているからこそ、リリックがより際立って耳を突き刺してくるのだと思います。

椎名林檎の影響

父親の影響で昔から椎名林檎を聴いていたというDAOKO。その影響は歌詞に表れています。例えば、アルバム『GRAVITY』の1曲目に収録されている『Island』。ここに出てくる「ハイライト」は椎名林檎が吸っていたタバコの銘柄。メジャー1stアルバム『DAOKO』の1曲目として収録された『水星』。ここに出てくる「小田急線」は、椎名林檎が実在の場所を歌詞によく載せていたことから影響を受けたもの。

トゲのあるリリックもそうですが、キャッチーなメロディからも椎名林檎のエッセンスを感じます。

10月にニューシングルをリリース

8月のワンマンライブを成功させ、次のステージへと活躍が期待されるDAOKO。10月21日(水)にはメジャー初となるシングル『ShibuyaK / かなしいかみさま』を発売します。水曜日のカンパネラやCharisma.comなど、女性ラッパーの躍進が目立つ今の音楽シーン。その中でもDAOKOは特異な存在として、注目度がますます上昇するでしょう。

しかもまだ18歳。高校を卒業したばかりのニューフェイスが、これからどんな作品を生み出してくれるのか大いに期待したいと思います。

 

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