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天性の歌声と心に響く音を奏でる注目の「ピア女」 南壽あさ子

前回の記事でも紹介した「ギター女子」。音楽シーンの中で、最近のトレンドになっています。しかーし!「『ギター女子』流行ってるんだー」って思ったら、もう次のトレンドが押し寄せてきているんです!

 

それが「ピアノ女子」通称「ピア女」。

 

文字通り、ピアノを弾きながら歌う女性アーティストの事を指します。西内まりや、10代に人気を誇るみみめめMIMIなどが「ピア女」として、今注目を集めてます。なんならピア男でもつくればいいのに。

 

今回はその「ピア女」の中でも、これからブレイクが期待されるオススメの「ピア女」を紹介したいと思います。

 

透明感のある歌声で魅了する実力派「ピア女」 南壽あさ子

南壽あさ子。南壽は「なす」と呼ぶそうです。ちなみに「壽」を漢字変換する時は「ことぶき」と打てば出ます。

 

風景画家である祖父や70年代の音楽に影響を受けたという南壽あさ子は2013年にメジャーデビューを果たし、タワレコのフリーマガジン「bounce」2015年6月号で表紙を飾るなど、活躍の場を全国区へと広げている注目の26歳。あのTK(凛として時雨)も南壽あさ子の楽曲を高く評価しており、3rdシングルとなった『みるいろの星』のサウンドプロデュースも務めました。

 

そんな彼女の魅力はなんなのだろうか?その魅力を紹介していきたいと思います。 

魅力1 リスナーの心に寄り添う美しく柔かな透明感のある歌声

南壽あさ子の魅力とは?」と聞かれれば、彼女の「歌声」がまず一番に挙がる。まさに歌うべくして生まれてきた歌声。神様は音楽の才能を持つ彼女に「美しい歌声」のプレゼントをしたのでしょう。そう。南壽あさ子が多くの人に幸せを届けられるように。

そんな感覚さえしてくる彼女の歌声は柔かで美しく、透き通っています。彼女の歌を聴いたリスナーは心が浄化されていく感覚を覚えることでしょう。

 

魅力2 リスナーそれぞれの情景を思い起こさせる曲の数々

彼女の曲には、アルバムのタイトルからも分かるように(「Panorama」など)情景を歌う歌が多いです。人はそれぞれ歩んできた人生の中に、様々な情景があると思います。「出会い」や「別れ」、「成功」や「挫折」など、これまで積み重ねてきた様々な記憶の箱を開けてくれるのが彼女の歌です。

 

歌詞だけでなく幼少期から習っていたというピアノを中心としたメロディからも、情景が浮かび上がってきます。このような表現力を持つアーティストはなかなかいません。彼女の尊敬する松任谷由実荒井由実)を彷彿させる存在だと思います。

 

魅力3 歌詞に出る細部まで考えられた言葉の使い方

3つ目の魅力は歌詞。歌詞カードに彼女の魅力が表れています。例えば、「私」を「わたし」と表現するなど、南壽は漢字と平仮名を状況に応じて使い分けています。インディーズデビューシングル『フランネル』の2曲目に収録された『例え話』という曲には、女性の話し言葉を連想させるようにひらがなが並びます。

 

では、使い分けによってどんな効果があるのでしょうか?

 

ひらがなには「柔らかさ」「優しさ」、漢字には「強さ」「大人」といったそれぞれ違ったイメージを感じ取ることが出来ます。その2つを登場人物や風景に合わせてチョイスすることで、情景がより鮮明に映し出されるのです。声やサウンド面だけでなく、こんな所にも彼女の高度な表現力を感じ取ることができます。

 

彼女の魅力が最大限に発揮された1stメジャーアルバム『Panorama』

素晴らしい魅力をいくつも持ち合わせた南壽あさ子が、6月10日に初のメジャーアルバムとなる『Panorama』をリリースしました。このアルバムにはアルバムタイトルに表れているように、情景を歌った曲がたくさん詰まっています。全12曲、それぞれ景色が異なる共感性の高い物語が描かれていて、彼女の魅力が最大限に発揮されたアルバムになっています。

 

私は特に好きなのは5曲目の『みるいろの空』、6曲目の『それがいいな』の2曲。『みるいろの空』はこれまでの曲ではなかなか見られなかったアップテンポな曲調になっていて、ストリングスを交えた細かなサウンドが印象的な作品です。南壽あさ子の作品としては異彩を放つポップソングながらも、独特な世界観はしっかりと維持されていて、TKは本当に南壽あさ子の曲が好きなんだなと感じられる1曲です。

『それがいいな』は非常にシンプルなのに、なぜか胸に突き刺さってくる歌詞が魅力的なナンバーです。全てひらがなで構成されているのも特徴的。

皆さんもそれぞれの人の心に寄り添った深みのあるアルバムで、癒されてみてはいかがでしょうか。